理念と教育目標

教育理念

東洋鍼灸専門学校は、創立者柳谷素霊師の「温故知新」の教えを継承し、古典(素問、霊枢、難経)から始まり現代に至る鍼灸道の成果を後世に伝え、発展させていくことを教育の理念とする。

教育目標

●長い歴史と伝統により、日本で独自に培われ発展した鍼灸医学を継承する。
●独立開業をめざし、プロフェッショナルにふさわしい知識と技を修得する。
●情操教育により、知性と教養、道徳性と社会性を備えた心身とともに、健全な人間性を形成する。

教育設備

素霊記念館(柳谷素霊の遺作と遺品)図書館、閲覧室、実技棟、学生サロン、附属臨床施術所、パティオ、講堂(多目的ホール)完備。最先端のIT技術を駆使した2Fの臨床施術所のPBL型臨床実技実習授業を、1Fのカンファレンス・ルーム7台のハイビジョンに繋いで一体化した映像による授業の実況中継を実現しました。

本校の特質

鍼聖・柳谷素霊は「鍼灸はあくまでも臨床の医学である。」ということを念頭に、「我々は古典的、臨床的、経験医術的立場を堅持することにより古典的鍼灸の臨床的現場を惜しげなく露呈し示し、研究素材を提供し、鍼灸の科学化を推進する重責を担っている。」と説いています。
本校では、東洋医学の本質を理解するために古典の奥深いところに光を当て、過去から現在にいたる伝統鍼灸の真髄を探求しつつ、「温故知新」、「百練自得」、「愛と思いやり」の精神を心底に据え、国民の健康と保健に寄与するプロ鍼灸師の育成を行っています。

写真で見る海外での業績

昭和30年(1955)6〜9月にフランス国際鍼学会の招聘により渡欧。海外に日本の古典鍼灸術を紹介しました。

バラーデュポン博士の治療室で実技指導。後向はデュポン博士

バラーデュポン博士の治療室で実技指導。後向はデュポン博士

フランス医師に鍼の実技指導をする柳谷素霊

フランス医師に鍼の実技指導をする柳谷素霊

デュポン氏とともに治療所にて

デュポン氏とともに治療所にて